大砲が鳴っても、ミューズは黙らない。
　ある日、海の向こうで戦争が始まった。やがてその足音は、音楽を愛する平和の町ハルモをも飲み込んでいく。迫り来る炎。消えゆく自由の灯。大好きな音楽を守るために、小さなオーケストラの楽器たちは、戦火の町で命懸けのシンフォニーを奏で始めるが・・・。
新美南吉の童話「ひろったらっぱ」に想を得た未来への伝言、2014年の初演以来、8年ぶりの再演です。