石川ひとみ① 昭和B級アイドル列伝 24
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からの続き
そこからのひとみさんは約2年間、低空飛行を続けました。
その間に2つ下の松田聖子がデビューしてすぐにS級アイドルとなり、更にひとみさんの立ち位置は厳しいものになって行きます。
そして、もうアイドルとしては峠の立った22歳だし、曲も売れないし、この曲を最後に引退しようと、ひとみさん自身が思っていた時に『まちぶせ』が突然の大ヒットをしました。
死に体だったひとみさんが息を吹き返したわけです。
そして翌年はひとみさんより6つ下の明菜、キョンキョンらがデビューしていきなり大注目を浴びてヒットを飛ばします。
さらに伊代と優、芳恵らもデビューしています。『まちぶせ』は売れたとはいえ立ち位置はますます厳しくなって行くひとみさん。
そんな状況の中で、珠玉の一曲がリリースされました。フォークグループのNSPの天野滋さんから楽曲提供を受けたこれです。
「君は輝いて天使にみえた」
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しかし結果は……ぜんぜんダメでしたあ!
なんでこれが売れないんでしょう…。この楽曲は今でもひとみヲタの間では断トツの一番人気だそうです。
そしてこの曲の不発を最後に、後はまたクソ楽曲が続いて全然売れず、アイドルとしての石川ひとみは終了します。
結局ひとみさんにはアイドルとして何が足りなかったんでしょう?
河合奈保子もそうでしたが、明るい、可愛い、真面目で清純というキャラが勝ち過ぎていたように思います。
また松田聖子は崖の底から這い上がってきたライオンでした。
高校受験も希望校を落ちたし、歌手デビューする前もオーディション落選の連続でそこから這い上がってきました。
しかしひとみさんは学生時代から男子生徒のアイドルで持て囃され、すべてが順風満帆な感じでのデビューでした。
そんな違いが売れなかった差なのかなあと思います