アイドル豊作の82年組に対し、翌年の83年は不作と呼ばれました。
しかし実際には、前年のインパクトが凄すぎただけで、83年にも、森尾由美、伊藤麻衣子、元祖バラドルの松本明子や、横浜銀蠅のマスコットの岩井小百合など、素敵なアイドル達がたくさんデビューしています。
81年にも同じことが言えるのですが、前年があまりにもまばゆく輝いていると、その翌年はどうしてもかすんで見えてしまうものかｗ
おそらく若い年齢層の人たちには、「大好き!五つ子ちゃん」のお母さん役として知られている彼女ですが、歌は下手。滑舌も良くない。英語、なんて言ってるか聞き取れないｗｗｗ
けれど、「そんなの全然気づいてません!」なんて声が聞こえてきそうなほど、素知らぬ風に堂々と笑顔を振りまくｗ
画面越しに伝わる底抜けの明るさと言うか、こっちが幸せになるようなあっけらかんとした雰囲気があります。
ルックスも、中山美穂っぽい綺麗な顔立ち。
そこに、八重歯が印象的な笑顔が加わって、ミポリンとはまた違った可愛らしさが強まっていました。
スタイルも良かったためか、83年と84年のアイドルブロマイド年間売上数では、実はトップテン入りを果たしている彼女(84年にいたっては、中森明菜をおさえての堂々3位!)。
レコードのセールスは芳しくなかったかもしれませんが、中高生のハートはしっかりとらえていたようです。
『そうしましょうね』を歌っている頃には、かなり大人な美しさも感じさせるようになっていましたね。
レコードの売り上げがイマイチだったということは、やっぱり、何だかんだで80年代前期は歌唱力には厳しかったということでしょうｗ
82年組で売れてた面子の中で、ドがつくほど音痴なアイドルっていないしｗ
『そうしましょうね』
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石川ひとみ② 昭和B級アイドル列伝 25
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