【ライブ配信における今後検討している緊急地震速報の

【ライブ配信における今後検討している緊急地震速報の表示方法について】

緊急地震速報の情報に、政府が想定している活断層や海溝型などの地震の震源域の情報を配信に追加することを検討しています。具体的には予想された地震の規模がM6.5以上で、発生場所が想定している場所に近かった場合に表示しようかと思っています。
恐らくこの情報の表示は、当配信が初になるかもしれません。なお、想定している地震の情報は、独自の地震動予報にならないようにするため、政府が想定している活断層や海溝型地震などの情報を表示する予定でいます。

この情報配信の検討に至った理由は、震源の情報を「×」だけで表記するのは問題があると以前から思っていたことで、他の者からも指摘されているためです。具体的には、

1. 震源情報が「×」だけで表記されているだけでは、あまりにも規模の大きい地震が発生した場合、100km以上の距離で断層破壊が起きることもあるので、そのような地震には表現しきれない部分が出てくる

2. 震源が「×」で表記されているだけなので、実際に海域に近い場所で大規模地震が発生すると、震源は陸域であるにもかかわらず、実際には断層破壊が海域にも及んでしまうこともため、多くの人は「震源が陸だから津波はこないだろう」などという誤った考えに至りかねない

などが理由です。2番については、特に今年発生した能登半島地震においても見られました。

※写真は、ライブ配信における緊急地震速報(令和6年能登半島地震発生時)の表示の一部
※写真のマップの左図は、地域ごとの予想震度(4以上)、右図は地域ごとの予想長周期地震動階級(階級3以上)
※写真にある震源域は、大雑把なものです。

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