あの夏で待ってる
久しぶり
元気？
ぼくはまぁ...…そこそこかな
普段通り毎日、なんだかんだで、なんやかんやありつ、ちょいちょいやっておりますよ
連日殺人的な猛暑日が続いてるけど大丈夫？
日中の暑さ、ヤバいよね
あまりの暑さに日々少しずつ自分という存在が蒸発していってる様な気さえするもん
あまりに暑すぎて電車の弱冷房車両に「もっと強くなれよ！！そんな弱気じゃ社会に出てからやってけないぞ！！？」と老害説教かましたくはならないけど、強冷房車があると良いなくらいは思うよね
とにかく水分だけは摂ることを心掛けて飲み物をごくごく飲んでるﾌﾟﾊｧｰ
ちなみに最近はフルーツティーがマイブームで、あ、そう言えば一時期毎日一本は飲んでたモンスターは卒業しましたﾍﾍﾝ
だってぼくはモンスターを飲まずとも、早く真人間になりたいと願う怪物くんだから(ｷﾘｯ
弱い自分を何度でもずっと喰らい尽くすこの間違いだらけの世界の中、君には笑って欲しいから(「怪物」/YOASOBI)
君も水分、ちゃんと取れてる？
暑いからって素麺やアイス以外もちゃんと食べてる？
......今、ぼくの話はしてないからいいの（曖昧に微笑み目を逸らしながら）
へぇ、暑さ対策で普段、日傘差してるんだ
なんか強そうでいいね
自分で言っといてなんだけど、強そうってどゆこと.....？
ぼくがビニール傘を日傘と言い張って差しても、君は横を歩いてくれるかな.....？
あ、無理ですよね忘れて下さい
なんにせよ君がエアコン点けたまま寝ちゃって風邪ひきそうになってたり、屋内と外気温の温度差で体調を崩したりしてないなら良かった
不思議なことに今年の夏は、あまり蝉の声を聞いてないんだよね
ぼくの住むメトロポリタン イン トーキョーというコンクリートジャングルの土地柄なのかもしれないけど、去年どうだったのか思い出そうとしても、その記憶は蜃気楼のようにおぼろげで遠い日の夏の思い出に溶けていて
きっとこの瞬間の記憶もいずれ振り返り得ない過去になるならば、なればこそ今この一瞬だけはその時の気持ちの永遠を祈りたくなる
ぼくは毎夏、理想の音色の風鈴を探すうちに気づいたら夏が終わっているのだけど、理想の風鈴の音色は、白いワンピース姿の君がスイカの切れ端片手に微笑むあの夏の日の縁側にしかないのかも