「性同一性障害とニューハーフの違い」

「性同一性障害とニューハーフの違い」
性同一性障害は、簡単にいえば生物学的性別(身体の性)と性の自己意識(心の性)が一致していない状態のことを指す、いわば医学的な疾患名です。
そして、ニューハーフは、身体的には男性であることを明示したうえで、女性の格好や仕草を公に接客業や芸能業に携わる人のことを指す、主に職業名のことを意味します。

仕事に関していえば、性同一性障害の方が必ずしも水商売等の形をとって働くわけではなく、むしろ多くはごく一般的な仕事に就いていると考えた方が自然でしょう。

また、ニューハーフと呼ばれている方のなかには、性別に違和感を持たない男性もいらっしゃいますので(その一方で、性同一性障害を抱えて仕事に就いている方もいます)、たとえ生物学的性別(身体の性)と性の自己意識(心の性)がどちらも男性であっても、仕事として公に接客業等に従事していればニューハーフとなります。

似ているように見えて性同一性障害とニューハーフは同義ではないということです。
(性同一性障害の当事者すべてが女性化を望むわけでもなければ、性別適合手術を済ませるわけでもありません)

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