女性用風俗――、略して女風。昨今、女風は店舗数を伸ばし、めきめきと日本の水面下で成長を遂げている業界でもあります。
4月に出版された菅野久美子さん著の『ルポ女性用風俗』(ちくま新書)は、そんな女風の利用者たちのリアルな声やセラピスト、店舗関係者などの声を拾い集め、緻密に取材を重ねた本です。
このトークイベントでは著者の菅野久美子さんと、『ハッピーエンドに殺されない』などの著書を執筆してこられたタレントで作家の牧村朝子さんとの対談を実現!
女風の魅力やその実情に迫るだけでなく、女風を通じて現代社会を生きる女性たちが求め手にしたものとは何か、女性を取り巻く現状や様々な視点から語り明かします。
【出演】
●菅野久美子(かんのくみこ)
性と死をみつめるノンフィクション作家。1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。著書に『家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。』(角川新書)、『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』(毎日新聞出版)、『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(双葉社)、『事故物件めぐりをしてきました』(彩図社)などがある。また、生きづらさ、女性の性をテーマにした記事やエッセイを、各種web媒体にて精力的に執筆している。近著に『ルポ 女性用風俗』 (ちくま新書) 。
●牧村朝子(まきむぅ)
文筆家。著書『百合のリアル』(星海社新書/小学館より増補版、時報出版より台湾版刊行)、出演『ハートネットTV』(NHK-Eテレ)ほか。2012年渡仏、フランスやアメリカでの取材を重ねる。2017年独立、現在は日本を拠点とし、執筆・メディア出演・講演を続けている。夢は「幸せそうな女の子カップルに"レズビアンって何?"って言われること」。
ツイッター@makimuuuuuu(まきむぅ)